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プッシュ式って言われてピンと来ない方もおいでのはず・・・あまり見かけないタイプのオルゴールです。宝石箱に仕込まれている様なネジを巻いてオルゴールが回るのではなく、内蔵されてる缶詰の様な円柱形のオルゴールを押すとばねっぽい手触りで押すことが出来るんですが、押した分だけ音が出ます。つまり、フガフガし続けないと音楽が続かない。ネジ式のオルゴールよりHiroが嵌ったのは、シリンダー式のオルゴールのような荘厳な音が手に響く感触がたまらない仕掛けだからです。ベッドに入った子供に傍でゆっくり聞かせてあげるように作られたように思います。
テディベアの解説書に長い間、ヘルベテックの---って説明がされてきたテディベアです。
中にはJopiって説明している本やお店もあります。
Jopiとは、全く顔が違うんです。特に目…。どんぐり飴の様な大きい目です。黒X茶ではないんです。一見、黒X茶ですが、ベースに白が入ってるんです。
アメリカの業界紙Toy Worldの1928年度版には、ヘロベティックカンパニーがプッシュ式のオルゴールの入っているテディベアの独占製造権を得たと報じています。
しかし、ヘルベティック社がスイスからその仕掛けを輸入しているアメリカの会社なのかオルゴールを輸入しているスイスの会社なのか分からないと言われて来た。
ヘルベティックってラテン語でスイスって意味で、プッシュ式のオルゴールの発明国でもあるそうです。
長く会社名がはっきりしなかったのですが、世界にテディベアを収集し研究している方々がおいでです。
そう言う方々は、テディベアを収集する一方で古い新聞・雑誌の広告やカタログも収集、研究されてます。
新しく広告が見つかったりで、古い本の説明が更新されている場合があります。
最新の情報では、このベアもドイツのモリッツ・パッペって会社だということです。